どらま!ドラマ!DRAMA! 2nd Season

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『リアルドラマ』……オトナがハマるドラマのトレンドは「リアルさ」と「人間関係の葛藤」

      2015/06/25

infoseekの記事です。「リアルドラマ」という言葉があったのですね? それともこれから広めようとしている言葉なのでしょうか。今さらと言うか、後付けと言うか、以前は「社会派ドラマ」と呼ばれていたものをカタカナにしただけでは? あまり新鮮な概念とも思えないのですが、ドラマ活性化のための一つの手段となりえそうな気がします、少しだけ。

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オトナがハマるドラマのトレンドは「リアルさ」と「人間関係の葛藤」 (インフォシーク)[ 2009年10月6日17時00分 ]

「テレビ離れ」という言葉を聞くことも多い昨今。しかし、秋の夜長には「やっぱりドラマでも見るか」という人も多いだろう。テレビ各局が秋の連ドラの第一話を放送するこの時期に、最近の「オトナがハマるドラマ事情」を「ORICON BiZ」の葛城編集長にうかがった。

「テレビドラマの視聴率低迷が言われていますが、ライフスタイルの変化に伴い、録画やDVDなど視聴スタイルが昔より拡大しています。その分、これまでドラマを見なかった人など、多くの人が作品に触れる機会が出てきたと思います。

特に最近はいい作品であれば後から人気が出るものもありますね。また、濃厚なまでの人間関係、その葛藤や、人と人との絆などが描かれた作品が支持されているようです。総じてリアルさをもったドラマは共感が持てる、というのが要因のようです。そういった傾向のドラマを“リアルドラマ”と呼ぶようです」と、編集長は分析する。

 

“リアルドラマ”の特徴は、新聞の社会面に出るような身近に直面する問題と、その裏側の見えない部分を盛り込んで、現場で起こる問題に挑戦し、葛藤の末解決する姿を描くところ。これを見ることで、視聴者は「明日も頑張ろう」という気持ちを呼び起こすわけだ。つまり、ドラマの世界は「憧れの対象」ではなく「共感する対象」なのだ。

制作者側にも変化が起きている。リーマンショック以降の金融危機などを背景に、広告収入などが落ち込む中、制作費の大幅な削減がなされた。これによって、これまでのように高額な出演料を必要とする人気俳優起用などの「豪華な制作」が難しくなったのだ。

しかし、こういった状況に、「制作者サイドはその分、実力派の役者を起用するなどし、低予算でも見ごたえのある作品を作るといった工夫をするようになりました。興味深い、しっかりと楽しめる作品が増えてきたのは、そんな影響もあるのかもしれません」と、“コスト削減の思わぬメリット”を編集長は指摘し、次のように続けた。

「バブルの時代なら“リアルドラマ”のような重々しいテーマを捉えたドラマを誰も見たいとは思わなかったでしょう。しかし、派遣切りやリストラなど社会状況が暗くなっているなかで、バブル期のような華々しいストーリーは、登場キャラクターと視聴者の間に落差がありすぎて自分を重ねることはできません。いまは『リアルさを直視しないといけない』という実際の生活同様、ドラマにもそれが求められているということです」。

こういった視聴者の興味は今後のドラマや映画の制作にも反映されることはほぼ間違いないだろう。その傾向は今秋の作品にすでにみられる。映画『沈まぬ太陽』や連続ドラマ『不毛地帯』(フジテレビ)など、今秋の目玉といわれる作品がまさにこれに当てはまる。

さらに7月8月は新書など、原作となる出版業界において「政治をテーマにした本」や「リーダー本」の出版が相次いだ。この背景には「政権交代」や「政治不信」といったテーマへの興味関心が高まったことが挙げられる。

これを受けて、『金融腐食列島』で有名な江上剛の『隠蔽指令』(WOWOW)がドラマになるなど、注目の“リアルドラマ”が目白押しだ。

ただし、重苦しいテーマを描いてはいるが、ドラマというエンターテイメントの作品であることにかわりはない。どこかに「希望」や「解決の糸口」がある。実際の生活でがんじがらめになっているなら特に、“リアルドラマ”を楽しんで頂きたい。

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