どらま!ドラマ!DRAMA! 2nd Season

~日本のドラマ・映画、俳優・女優やシナリオライター(脚本家)などを徹底解剖~

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金曜ドラマ『スマイル』(2009年4月17日~6月26日)の最終回を見逃スマイル

      2015/07/11

『スマイル』の脚本は、役者でもある

宅間孝行(別名:サタケミキオ)さんだったんですけど、

残り2回で降板して別の脚本家さんへ。

視聴率が悪いので降板させられた、という形みたいです。

でも回を重ねるごとに下がったわけではなく元々低かったんだし、

ここにきて別の人が書いたからって急上昇もしないだろうし、

どうしてTBSは最後まで貫いてくれなかったのか……。

TBSはドラマについては視聴率に左右されてはいけない!

低視聴率という「偏見」に負けてはいけないんですよ!!

「ドラマのTBS」の伝統を思い出してほしい。

宅間さんはそれぞれの問題を多角的に、

かつ、時系列も複合的に描いて、

物語として上手に料理していたと思うんですけど。

法廷シーンもけっこう見応えがあったし。

そういえば私が法廷モノを好きになったきっかけを

作ってくれたのも同じ金曜ドラマの『都会の森』。

1990年だからもう19年前の作品になるんですね。

長坂秀佳(しゅうけい)さん作で、

連続ドラマで1つの事件の裁判をほぼ全話に

わたって丹念に描いた希有(けう)な作品でした。

大抵は連続ドラマでも1つの事件は1話で完結したり

(例えば『正義は勝つ』〔織田裕二主演、1995〕)、

後半の数話分を法廷シーン中心に描いたり、なので

(例えば『わたしたちの教科書』〔菅野美穂主演、2007〕)。

『都会の森』の主題歌『壊れかけのRadio』は今では

独り歩きして名曲中の名曲として知れわたっていますが、

やはり、このドラマがあればこそ、だと思うんですよ。

徳永英明さん本人も重要な役割で出演していたし。

そういえば神田利則さんが実年齢より5歳くらい若い

中学2年生を演じていたのも印象深いです。

とにかく、今回のドラマは重く悲しく暗いものでした。

時々、早川ビト(松本潤)と柏木刑務官(勝村政信)の

やり取りに救いがあったくらいで。

それだけに、26日の最終回でいったいどんな「スマイル」が

見られるのか、期待せずにはいられません。

それにしても、このドラマは良い役者が揃っていたと思います。

失声症の三島花(新垣結衣)、
偏見まる出しの古瀬刑事(北見敏之)、
冷酷な北川検察官(甲本雅裕)、
穏やかな口調の青木裁判長(本田博太郎)、
最後に説得力のあった裁判員役の忍成修吾。……などなど。

特に再評価したのが中井貴一さんですね。

久しぶりにじっくりと見たんですけど、「シブい」!

あの年代では間違いなく佐藤浩市さんと双璧です。

それから、切れまくる林誠司役の小栗旬さんは

本当に怖かったですね。何話分かは主役を喰っていた。

あの役への入りようは『池袋ウエストゲートパーク』(2000)の

窪塚洋介さんを思い起こしました。良い意味で。

それに、椎名林檎さんの『ありあまる富』も

バッチリはまっていました。

予告編で使用していた

ビートルズの『Let it be』はもう出てこないのかな?

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